彫刻

彫刻扁

十一面観世音菩薩像(国重文)

  • 十一面観世音菩薩像(国重文)
  • 名 称 十一面観世音菩薩像
    所在地 神戸町大字神戸
    指定年月日 大正3年4月17日

    この観世音菩薩像は、藤原時代の様式をもち、胡粉地極彩色の施された観世音菩薩像である。藤原時代の仏像彫刻は優美な姿のものが多く製作された。この菩薩像もそうした時代の作風がよく表現されている。 穏やかな面貌、豊かな胸の肉は、彫りは浅く、肩から背部、両腕への流麗な線、衲衣の波状紋の線、うすい膝、何れも藤原期の彫刻の特徴を遺憾なく発揮した逸品である。
    像高27.6cm、坐像、極彩色である。

十一面観世音菩薩像(国重文)

  • 十一面観世音菩薩像(国重文)
  • 名 称 十一面観世音菩薩像
    所在地 神戸町大字神戸
    指定年月日 大正3年4月17日

    日𠮷神社の宝物として、藤原時代の様式をもった坐像で、胡粉地彩色が施されたものである。右手がひじから欠失し、左手指も折損している。
    この像は刀法が簡素な仏像であるが、神像に近い趣が感じられる。特に面相が豊麗で、中でも眼鼻が非常に美しいといわれている。彩色の後も随所に残っており、製作当初の優美さが髣髴とされる。
    像高22cm、彩色坐像で一本彫である。

地蔵菩薩像(国重文)

  • 地蔵菩薩像(国重文)
  • 名 称 地蔵菩薩像
    所在地 神戸町大字神戸
    指定年月日 大正3年4月17日

    十一面観世音菩薩像とともに本像を含めて三躰が国重要文化財となっている。
    極彩色の名残りは三像中本像がもっとも多く遺っていて、衲衣の紋様が胴や袖、裾の一部にその跡が見られる。
    像高34.7cm

釈迦如来像(県重文)

  • 釈迦如来像(県重文)
  • 名 称 釈迦如来像
    所在地 神戸町大字下宮
    指定年月日 平成3年11月22日

    台座は踏み分け蓮弁で、ニワクレ蓮台といわれ、蓮弁がそりかえった台座である。高さ48.4cm、光背は1.44m、舟形光背で模様は巻雲模様であり総金箔。顔は非常に優しくふくよかな顔で、目は玉眼、やや伏し目である。
    像高97cm、寄木造り総金箔の立像である。

広目天像・多聞天像(県重文)

  • 広目天像・多聞天像(県重文)
  • 名 称 広目天像・多聞天像
    所在地 神戸町大字加納
    指定年月日 昭和56年9月16日

    香林院本尊の薬師如来の脇侍として広目天は本尊の右側、多聞天は左側におられる。
    本来は四天王として、東方は持国天、西方は広目天、南方は増長天、北方は多聞天が分担守護するので四天王といわれるが、ここには広目天、多聞天の西北天像が残っている。
    像高は何れも1m、寄木造り古色塗りである。

狛犬(国重文) 神戸日𠮷神社蔵

  • 狛犬(国重文) 神戸日𠮷神社蔵
  • 名 称 狛犬 1対
    所在地 神戸町大字神戸
    指定年月日 大正3年8月25日

    この狛犬は、西の保城主不破河内守光治の寄進になるもので、本殿に向かって右吽形の前左趾外側に、天正五丁丑秊(1577年)五月吉日、左阿形の前右趾外側に、不破河内守光治造立と彫ってある。
    全体として縦長で像高74cm、たてがみは他の狛犬と同様流れるような線をなしており、簡素であるが垢抜けのした力強い彫刻である。

狛犬(県重文) 下宮日𠮷神社蔵

  • 狛犬(県重文) 下宮日𠮷神社蔵
  • 名 称 狛犬 1対
    所在地 神戸町大字下宮
    指定年月日 昭和33年12月14日

    神戸日𠮷神社の狛犬と同型で、寄進者も不破河内守光治である。
    彫刻も同じ様式で、右阿形前左趾外側に天正五丁丑秊一、左吽形一角獣前右趾外側に不破河内守光治造立と彫ってある。
    大きさは、高さ70cm、頭から尾までの長さ48cm、台の幅25cm、長さ48cm、厚み4.5cm。

狛犬(県重文) 白鳥神社蔵

  • 狛犬(県重文) 白鳥神社蔵
  • 名 称 狛犬 1対
    所在地 神戸町大字北一色
    指定年月日 昭和49年6月18日

    彫刻様式は、神戸日𠮷神社・下宮日吉神社と同型。像高阿型25cm、吽型26㎝の小型のもので、立髪は長く垂れ、下がく部が肉厚で趾が太く、全体が丸く肥った小犬を連想され、素朴ではあるが如何にも逞しく出来ている。
    吽型は、前左趾外側に「天正六年四月吉日」と刻んだ一角獣となっており、阿型は前右趾外側に「吉田角内造立」と刻まれ、鼻端が欠けている。

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